東大生が考えた『人工知能コン』

東大生が考えた『人工知能コン』

コンパに新しい風を

最近、よく耳にするようになった言葉の1つとして「婚活」というものがあるのではないでしょうか?
就活と同じように、結婚というのも自分から行動しなければ出来ない時代になっている、ということを象徴しているような言葉です。
その時代の状況がよいか悪いかということは一端置いておいて、ともかく出会いがない人が結婚したいと思うのであれば、良い相手を見つける方法を考えなければなりません。
さて、これがITにどう関係しているのかと疑問をお持ちの方が多いことでしょう。

では、実際出会いを求めて相手を探すのであればどのような方法が考えられるでしょうか?
最近では街コンのようなものも多くなっており、不特定多数の人と出会える場というのは拡大してきました。
この他にもお見合いパーティーや、昔から行われている合同コンパなど、その方法は様々です。
ただ、これらの方法において共通している問題点が1つ存在しています。

それは、初対面の人が自分と本当に相性がよい人なのか、ということが全く分からないことです。
話をしている人が本当にその通りのことを思っているのか、思っているとしてそれが自分に適しているのか、ということが全く分からないことも多いでしょう。
こういったマッチングミスをできるだけ減らす方法の1つとして最近注目を集めているのが、次のサイトです。
>>エンジニアtype

人工知能コンパ、と言われてもその内容がどんなものなのか全くわからないでしょう。
なんとなく権威主義のようで嫌ではありますが、これを開発して運用しているのが東大生だと聞くと、なんとなく良い物のような気がしてきませんか?
実はこのシステムは開発者だけではなく、実際に過去3回行なわれたカップルマッチングで27%という高い精度をたたき出している、実用的なものなのですす。
さて、ではその内容についてより具体的に紹介します。

人工知能コンパ

人工知能コンパが目的としているのは「初対面の人と話してみたものの、全く趣味があうとは思えない」「そもそも誰と話すべきなのか分からない」というようなマッチング事故をできるだけ減らすことです。
こういったことが起こってしまうと、折角お金を払ってコンパに参加しても何の成果も得ることが出来ないという悲しい結末になってしまうことがあります。
では、どのような仕組みでこれを解消するのでしょうか?

人工知能コンパにおいては、まず始めにアンケートへの回答を求められます。
このアンケートは所定の内容となっており、これを元にして人工知能に回答を入力、自動的に相性がよいと思われる人とできるだけ話がしやすいような席取りを提供するなどの「お膳立て」をしてくれるようになっているわけです。

スタートアップだけではなく、イベント後半に差し掛かるとそのイベント内でその人達が取った行動をデータベースにして、さらに人工知能による相性がよい人をマッチングしていく、というシステムとなっています。
さらに、もしマッチングできなかった場合、後日になって「どういった点が問題で選ばれなかったのか」というフィードバックまでしてくれるという仕組みです。
現実的にカップルとなりたいと考えている人には、嬉しいシステムとなっているのではないでしょうか。