
クリエイターを育てる学校『BAPA』
創造力を鍛える
何かを作る人、創造者のことをクリエイターと呼びます。
クリエイターにも様々な種類があるでしょう、例えばデザインを作る人もそうですし、文章を作る人もそうです、もちろんプログラムを作る人も皆大きな枠組ではクリエイターということになります。
これらの人たちが作るものはそれぞれ違っていますが、その人達に求められることというのは専門的な技術以外の部分では大きく共通していると言って良いでしょう。
どのようにしてゼロから新しいものを作り出すのか、という能力こそが、クリエイターに求められる大きなポイントとなるためです。
こういった能力を鍛えるというのは中々できる事ではありません。
では、実際に創造力を養成し、クリエイターとなるためにはどんな方法があるのでしょうか?
ここでは最近注目を集めているクリエイター養成学校として「BAPA」というものを紹介します。
BAPAというのはBoth Art and Programming Academyの略称で、アートとプログラミング両方を教える学校、という意味となります。
この学校を主催しているのはインタラクティブクリエイティブカンパニーであるバスキュールと、PARTYという2つの会社で、実際に世界で活躍しているクリエイターを講師として迎えることによって、より具体的なクリエイターの目指し方というものを見つめることができる学校となっています。
BAPAの特徴
では、このBAPAの学習にはどんな特徴があるでしょうか?
この学校では特に、複数人でものを考えて作るという「グループワーク」に力を入れています。
通常ならクリエイターは1人で仕事をするものとして考えられる事が多い中で、なぜグループワークというものに力を入れているのでしょうか。
そこには、実際にクリエイターとして一線で活躍する人たちの経験からくる思いが含まれています。
PARTYから参加している先生は「1人でフィニッシュ出来る仕事なんてない」と断言します。
さらにバスキュールからの先生は「皆で作るとはどういうことか、より高いレベルに到達することの困難さを学ぶのには最適である。より上を目指すためにはグループワークが重要だ」と述べています。
このように、グループワークを通して一人ひとりの実力を伸ばしていく、というのがBAPAの持っている特徴です。
ちなみにこの学校には入学時に審査課題があります。
この課題では卵を描いて、それを動かすように指示をされます。
一見すると簡単そうにみえるこの課題のなかで、どのような個性を出すことができるのか問われることになるでしょう。
今後、特にIT業界において職種の垣根というのは段々取り払われていく傾向にあると言われます。
例えばエンジニアとプログラマはすでに半ば合一化している部分があるでしょう。
この他にも、デザイナーやプランナーなど、他の仕事を兼務することが当たり前となっていきます。
そういった時、他の仕事もできるようなクリエイターであるかどうかが生き残りの鍵となるでしょう