
ディー・エヌ・エー創業者 南場 智子氏
男性社会の中で活躍する女性
現在ではプロ野球球団も所有するほどの大型企業に生長したIT起業の1つとして「DeNA」があります。
今回紹介するのはこのDeNAの創業者であり、現在でも代表権がないものの取締役として働いているキーパーソン「南場智子氏」について紹介します。
まず始めに、IT系企業の創業者が女性であるということで驚いた人も多いのではないでしょうか?
実際、IT業界というのは男社会であり、男性が取り仕切りも労働も中心となって行っている場合の方が多いのが現実です、その中で女性である南場氏がどのようにこの企業を発展させてきたのでしょうか?
南場氏は新潟県新潟市の出身で、県立高校を卒業した後、津田塾大学へと進学しています。
この段階では言ってしまえばそれ程高学歴というわけではありませんが、その後にはハーバード大学の大学院に進学しています。
このことから、大学時代から大学院時代にかけて多くの努力をした、努力の人であるということが伝わってくるのではないでしょうか。
ただ、ハーバード大学への進学は大学卒業後すぐではありませんでした。
大学を卒業後、まず最初にマッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社に入社、2年ほどそこで勤めています。
これを退職後にハーバード・ビジネススクールに入学し、MBAの取得までこぎつけているわけです。
その後再びマッキンゼー・アンド・カンパニーに呼び戻され、そこで役員とて就任することになりました。
そして現在に繋がるDeNAの設立をすることになったのは1999年、まさにIT革命の湧くその時代を先取りした先見の明が見て取れるでしょう。
DeNA設立から
DeNAが設立した後、南波氏は国のIT戦略にも関わっていくことになります。
2003年には内閣IT戦略本部員に就任し、日本がどのようにIT戦略を展開していくのか、とういうことを決定する一員となりました。
その後2004年には規制改革民間解放推進会議委員に就任し、規制を強めるのではなく、民間で利用できるように解放することによってITの発展を進めていくという方針をとっていくことになります。
その後についてはみなさんもご存知の通りです。
DeNAは日本を代表するIT会社の1つとなり、多くの人にサービスを提供するようになりました。
スマートフォンのアプリケーションなど、先進的なものに手を出して進歩を続けていく様は、今後にも期待が持てる企業の1つと言えるでしょう。