エンジニアとデザイナーの協調

エンジニアとデザイナーの協調

垣根を越えて

最近、ウェブエンジニアリングの世界では職業による垣根というのが取り払われつつあります。
代表的なのがデザイナーとエンジニアの垣根でしょう。
デザイナーはデザイナーで仕事をして、エンジニアはエンジニアで仕事をするのではなく、両者がしっかりと意思疎通をして、より良い物を作る、という方向へと変わってきています。
中には両方を1人で行うようになっている人もいるほどです。

では、どのようにしてデザイナーとエンジニアが協調すれば良いのでしょうか?いくつかのポイントから見てみましょう。
まず1つ目のポイントとなるのは「エンジニアの意見を尊重する」ということです。
デザイナー側の特徴として、自分のデザインを優先するあまり、エンジニア、つまり現場の意見を軽視してしまいがちな傾向があります。

現場の意見というのは、要するにユーザーの意見に近いものでもあり、エンジニア側からの意見があるということはデザインに問題がある可能性が高いといえます。
ここを見極め、上手く見直していくことが重要です。

相互協調への道

協調というのは、一方通行で出来るものではありません。
デザイナーとエンジニア双方が歩み寄ることによって初めて可能になるものです。
そのため重要になるのは、お互いがお互いの仕事について理解し、分からない部分や自分の意見について相手に伝えていくことです。
どちらかの頭のなかにしか無いものを極力少なくし、お互いが意見を共有出来るような環境を作っていくことが重要です。

もう1つのポイントとして、デザイナー側からエンジニアに対して意見を求めていくことです。
エンジニアはどちらかというと抑圧されている傾向があり、自分から意見を発信することは上手く出来ません。
そういった時に、何かあるか、とデザイナー側から話を聞くだけでも、新しいアイディアが生まれる可能性が高まることでしょう。